新型タバコ(加熱式タバコ・電子タバコ)のこと
健康デジタルドリル『タバコドリル』を開発しながら、今一番脅威に感じていること。それは、新型タバコです。
『タバコドリル』を2019年5月に作り始めました。加熱式タバコの日本の世界シェアは、96%という数字に驚きました。しかし、わずか数か月で、日本の世界シェア60%となりました。加熱式タバコが、それだけ世界中に広がってしまったということです。
『加熱式タバコは煙もないし、害が少ないんでしょう。』とか、『加熱式タバコは害があるけど、電子タバコには、日本はニコチンを使えないから、安全なんだよ』という話も聞きます。
そうではありません・・・
2019年7月に発表された「タバコによる世界的大流行に関するWHO報告書2019年度版」では、すべての締約国には FCTC の規定に従って 従来の紙巻きタバコと同じく加熱式タバコを規制する義務があります。としています。
(日本は、2004年に19番目の批准国になっています)
FCTC:タバコの規制に関する世界保健機関枠組条約(略称:タバコ規制枠組条約)
☆彡 新型タバコについての事実
■加熱式タバコには、紙巻きタバコ同様のニコチンと発がん物質や毒性物質が含まれていることが、明らかになっている。
■日本で、電子タバコや加熱式タバコによる肺障害・肺炎の報告が相次いでいる
■新型タバコには、タバコに見られない危険性があり、吸い込んでいるエアゾールそのものが毒性物質である
■新型タバコの蒸気を作るグリセリンが、肺の内側に張り付いて酸素が血中に入れない状況を作っている肺炎になっている例も出ている
■アメリカでは、電子タバコによる肺炎が、一か月で1299例、死者29例を出しています。 アメリカでは、電子タバコの販売禁止命令が出ています。
※参考文献
禁煙学:南山堂
禁煙ジャーナル11月号:一般社団法人 タバコ問題情報センター